幼い頃から映画やドラマに登場する探偵に強い憧れを抱くも、現実的な仕事ではないという考えから普通に企業に就職し、ごく普通の社会人生活を送って来ました。しかし立場が上がるにつれ、所詮企業の歯車でしかない自分や、納得しきれないトップの考えに従う事へのストレスを感じ、このまま歯車として生きるよりも自身の想いをストレートに表現出来るフリーランスとして生きて行く事を決意。現実の日本の探偵という仕事を学ぶ為、大手探偵社のスクールで基本を学び、その後独立を視野に探偵社に就職、調査のノウハウを習得してきました。

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しかし同時に探偵業界の現実という物を垣間見てしまい、そこには古くから根付いた日本の探偵業の悪しき体質や、世間一般にどこかグレーなイメージに見られている探偵業の実態を感じる事となります。

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2007年に施行された「探偵業法」以降、本当の意味での悪質な探偵社はなくなりつつありますが、大手を含めた各社のHP等では妙にクリーンさや安さを誇張する宣伝文句が並んでいたり、逆に弊所の様な個人規模の探偵事務所が「大きな会社のフリ」をして安心感を訴求するという、集客を目的とした「嘘」が多いのも実情です。

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私から言わせればそれ自体が「騙す」行為にほかならず、ご利用を検討されている方にとって大切な人生の過渡期を託そうとする探偵が、入り口から嘘をついていてどうして信用できるのでしょうか。

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会社経営をする以上、自身の会社を成長させ売り上げを伸ばして行こうという考えはごく当然の事ではあるのですが、そこには「上っ面だけの顧客主義」という建て前も存在します。

 

探偵という仕事は個人の調査スキルによって成り立つ仕事。会社組織として管理職や営業職、事務職などとブクブク太らせてしまう事で販管費も増え、そこに利益を乗せれば当然ご依頼者様が負担する費用も高くなりますし、人生を託したご依頼者様の想いは、末端にいる「現場の調査員」には届かない事にもなります。

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私のイメージする探偵とは、自身でご依頼者様のお声を聞き、その想いを受け止めて現場へ出向き、自身のスキルで問題解決へ導くという１対１の関係。上から指示された仕事をするだけの調査員ではありません。

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ですので個人事務所として規模が小さい事に恥じる事もありませんし、自身の事務所を大きな会社にしようとも思っておりません。あくまでも個人として誠意を持ってご依頼者様達と向き合い、自身のライフワークとして❝探偵❞という仕事を楽しみながら生きて行けたらと考えております。

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​横濱港探偵事務所 市川剛是